Destination

FictionJunction YUUKA Destination歌詞
1.I'm here

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

こんな嘘を神様は許さないわ
ガラス越しに月明かり
想い出を欺むいた罪のせいで
昨日さえ見えなくなる
I'm here…

きっとそれは始めから間違いで
哀しみも決まっていた
それでもまだその胸を恋しがって
泣いている私がいる

もう一度だけ想いを伝えたい
温もりの跡消えて行く 夢の中

貴方だけでいい 抱きしめて欲しい
私はここよと いつも…いつも…
月明かりの夜 滴る溜息
贖う指先 待っているの I'm here

子供の頃神様を信じてた
ガラス越しに月明かり
たった一人誰かを好きになって
慰め合う事をただ信じてた
you were here…

貴方だけでいい ここにいて欲しい
幸せになれる きっと…きっと…
やるせない胸をかき抱くように
冷たい指先 ずっと…ずっと…

もう一度だけ想いを伝えたい
温もりの跡消えて行く 夢の中

貴方だけでいい 抱きしめて欲しい
私はここよと いつも…いつも…
月明かりの夜 滴る溜息
贖う指先 待っているの I'm here


2.destination

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

まだ誰も語らない物語を捜して
ぬかるんだ冬空に響け高く笛の音

なりたい自分はまだ夢想の中にいて
楽な道を行きたい心を笑ってる

静かな両手で未来を掴んで
止まらない時を僕等は進むよ
あどけない君を もう一度夢を
強く強く抱いて離さないから
to my destination

争いを教えない世界を作るなら
争いを知っている僕等が勝つだろう

欲しいものがある、すぐそこに見える
まっすぐ前を見て僕は進むよ
譲れない道を もう一度夢を
勝ち取る為に蹴散らしても行くよ

静かな両手で激しい心で
戻らない時を僕等は進むよ
あどけない君の無邪気な微笑み
もう一度だけ抱きしめてくれたら
to my destination


3.nowhere

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

魂の話を聞かせてよ
瞳を逸らさず見つめてよ
貴方は私が何処にもいないと思ってる

見えない場所まで走るなら
いらない飾りは振り捨てて
心を剥き出しにしても荷物は重すぎるの

吹けば飛ぶよな夢だけが
二人を結んでる

全てを見せる星の導きに背いて
まっすぐに駆け上がる
空にある扉へ
何処までも私は行くの

花びらの黄色い寂しさを
二つの心で舐め合えば
貴方は孤独がここから消えると思ってる

今だけ欲しい慰めより
乾いた流行の笑いより
私は貴方の真ん中が見たいと思ってるの

全てを見せる星の導く優しい明日
それより明るい未来へと行くから

本当の貴方と本当の私が
出会える場所まできっと行けるはず
運命に背いて 涙を散らして
それでも会いたい
we will reach to nowhere land
take me to the nowhere land

魂の話を聞かせてよ
瞳を逸らさず見つめてよ
花びらの黄色い寂しさを
振り向かず二人は何処まで行こうと思ってるの

全てを見せる星の導きに背いて
まっすぐに駆け上がる
空にある扉へ
優しげに微笑む運命に背いて
貴方にもし私を捜す勇気があれば
何処にでも私はいるの


4.暁の車

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

風さそう木陰に俯せて泣いてる
見も知らぬ私を私が見ていた
逝く人の調べを奏でるギターラ
来ぬ人の嘆きに星は落ちて
行かないで、どんなに叫んでも
オレンジの花びら
静かに揺れるだけ
やわらかな額に残された
手のひらの記憶遥か
とこしえのさよならつま弾く

優しい手にすがる子供の心を
燃えさかる車輪(くるま)は振り払い進む
逝く人の嘆きを奏でてギターラ
胸の糸激しく掻き鳴らして
哀しみに染まらない白さで
オレンジの花びら
揺れてた夏の影に
やわらかな額を失くしても
赤く染めた砂遥か越えて行く
さよならのリズム

想い出を焼き尽くして進む大地に
懐かしく芽吹いて行くものがあるの

暁の車を見送って
オレンジの花びら
揺れてる今も何処か
いつか観た安らかな夜明けを
もう一度手にするまで
消さないで灯火
車輪は廻るよ


5.誰もいない場所

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

気付いてたことがある
君がたった一度だけ
ほんとうのこと伝えようとしてたこと

聞きたくないことだった
だから耳を塞いでた
絞り出すような心で君はそこにいた

途切れた言葉は二度と
戻っては来なかった
違う未来へのドアは
閉ざされたまま眠った

何かを大事にしたり
何かを失くしてみたり
ときどき疲れてしまう
でも追いかけてる

もう誰もいない海に波の音だけが高く
ただそこに在るものだけを
語り続ける


6.聖夜

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

星屑の上から最後のベルが鳴る
初めて聴いたメロディー
どうして懐かしい気持ちになる

私が生まれた夜ママは泣いて祈った
悲しみより幸せが
一つだけでいいから
多いように……

Silent Night
凍える夜には
ささやかな灯火で手のひらを暖めて
Holy Night
いつもここにいる
憧れも静けさも胸の中
いつかHoly Night きっと……
Silent Night

もしもこの夜だけ願いが叶うなら
二度と会えない貴方に
会えて嬉しかったと
届けて欲しい

Silent Night
歌声遥かに
聴こえてる鮮やかなコーラスを追いかけて
Holy Night
生まれて来たこと
心から嬉しいと
今だから言えるから

Holy Night
Keep on searchin' for love in the darkness of winter day
Silent Night
届けて欲しい……いつか

Holy Night
Keep on searchin' for love in the darkness of winter day
Silent Night
会える日まで
さよなら……


7.しずかなことば

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

ささやくみずの
こえよりひくく
あなたがくれた
しずかなことば

そのときそらは
ふたつにひらき
まほらのひかり
こうりんのとき

いつかふたりが
いなくなっても
ここにねむった
しずかなことば


8.ふたり

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

ふたりでいる
時々離れたくなる
離れると淋しくなる
二つの遊星

ひとりになる
会いたくて眠れなくて
少し綺麗になる
胸は誰のため

いつも他愛のないキスの一つで
今日の全て許せる気がする
この手の中貴方が欲しいだけなの

眠れなくて今すぐ会いたい時には
抱きしめて夢の中で

恋をしてる
今日も

ふたりでいる
胸が苦しくなる
こんなに側にいる
二つの遊星


9.瞳の欠片

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

貴方だけに会いたくて今でもずっと
雨の日には思い出す 願い一つだけ

貴方の胸に忘れた
私の欠片
まだそこにある?

閉じた本の中眠ってる
想い出という名のパンドラの宝石
吐息忍ばせた躊躇いで
いつまでも見ていた
here in the rain

昨日散った花びらを惜しんで泣いた
貴方のこと少しずつ忘れて行くようで

私は貴方の欠片
貴方の胸へ帰りたいだけ

欠け落ちた私の瞳は
三日月の形に壊れた水晶
光満たすのは貴方だけ
いつまでも待ってる
here in the rain

貴方にただ会いたくて……

閉じた本の中眠ってる
想い出という名のパンドラの宝石
吐息忍ばせた躊躇いで
いつまでも見ていた

欠け落ちた私の瞳は
三日月の形に壊れた水晶
胸を満たすのは貴方だけ
いつまでも待ってる
here in the rain
欠片を探して


10.nostalgia

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

空の果てまでもうすぐ
寂しい太鼓が響く頃
ふいに透き通る胸の
贖いに耳を傾けて

優しさの降り注ぐ秋の日の夕暮れに
どうして生まれも知らず
切なさはこみ上げる
迷わずに歩けたら遠くまで行けるのに
枯れた涙の静寂で
歌い続ける
nostalgia

どうか信じないでいて
私の涙も溜息も
きっと人よりも少し
儚い気持ちが好きなだけだから

青ざめた窓際で忍び泣く旋律は
幸せの影残して愛の夢を弔う
一人ずつ歩けたら遠くまで行けたかな
振り返る白い頬に
口付けるのは
nostalgia

優しさの降り注ぐ秋の日の夕暮れは
消えて行きたくなるよな寂しさを甘やかす
迷わずに歩けたら遠くまで行けたかな
深すぎる空の下で
歌い続ける
nostalgia


11.inside your heart

作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記

それはきっと誰かが水色のリュートで
奏でてた古い歌 胸の奥
inside your pain
夜明けの眠たさに漂う街角で
その歌声に呼ばれたら
君はまだ旅の途中

寂しさの轍を辿って
一人きりで行けるかな
もう一つ向こうの丘へ
さよならの背中見送って
君が君に出会う為のStory
今静かに
始まる

夜明けの眠たさを貫いて伸びてる
道を一つ選んだら
その地平が君の行方

何処まで……
見下ろした広さより
少し遠くへ続いている
未来へ……

晴れ渡る空を横切って
名も知らない鳥の調べ
翼ごと追いかけて行く
慰めの背中見送って
君が君に出会う為のStory
今静かに
始まる

それはきっと誰かが水色のリュートで
奏でてた古い歌 いつまでも
inside your heart